6月16日は和菓子の日!一度は食べて欲しい和菓子の逸品集めました。

今日6月16日は「和菓子の日」。

WTでは和菓子と錆鉄台座のコラボレーションでするコーディネートをご紹介していますが、今回のコラムでは「和菓子の日」にちなんで、皆様に一度は食べていただきたいWTオススメの和菓子をピックアップしてご紹介します!

過去にご紹介した錆鉄台座×和菓子のコーディネートも一緒に楽しんでご覧いただけたら嬉しいです。

食べる日本の伝統伎、和菓子。

和菓子は日本の歴史、そして四季折々から生まれた伝統文化であるとともに、それぞれの地域に根差した食文化を表すお菓子でもあります。

特に四季との結びつきは強く、美味しい味わいはもちろん、視覚的な美しさから季節感を楽しめるのも魅力のひとつ。

そんな和菓子の種類は100種類以上と言われていますが、今回は大きく「上生菓子」「生菓子」「半生菓子」「干菓子」の4つに分けてご紹介します。

 

 

和菓子①上生菓子:御菓子司 塩野の花菱餅

ご存知お正月には食べずに過ごすことはできない「花びら餅」。

お茶をやっている友達が口々にいうのは「花びら餅はやっぱり塩野が一番おいしい」。私もその通りだと思う。ごぼうに白みそ餡というやや意味不明な花びら餅は大抵の場合全く美味しくない。甘いのかしょっぱいのか、なんで和菓子にごぼう?という謎の味でまとまっていないものがほぼだが、塩野のそれはおいしい。求肥の柔らかさはいつもながら、内側のピンクの求肥がうっすら透けていて、切るとピンクの衣に味噌餡とごぼうが。ごぼうも上品なお味で「なるほどごぼうも上生菓子になるのですね」と納得させられてしまう手腕がある。花びら餅はお茶の世界では新年には必ず食べる縁起物。京都のお家元のところでは白みそは食べるそばからぽとぽと落ちるくらい柔らかいという話だけれど、東京でそんな花びら餅はもちろん見たことはない。人づてに「美味しいかはまた別物と」聞いているけれど一度食べてみたいものだ。

和菓子②上生菓子:巌邑堂のカーネーション

明治4年に創業の静岡浜松にある老舗和菓子屋「巌邑堂」の練り切りカーネーション。

都内では唯一日本橋高島屋だけで販売されており、高島屋のバイヤーさんがお勧めしている和菓子屋。とても繊細な花びらの造作や淡い黄色が美しい芸術品のような逸品で、巌邑堂さんの技術の高さがとてもよく分かる。「あんこは和菓子の心臓」という信条を持っているだけあって、本当に巌邑堂はあんこが特にとても美味しい。なんとお店でこだわって作っているあんこの種類は10種類以上なのだとか。無添加にこだわり素材を引き立たせる製法からは老舗ならではの品をも感じられた上生菓子で、他にも菊やこしあん練り切りなど美しい意匠のお菓子たちがとても気になる。

和菓子③生菓子:芳光のわらび餅

森光子さんが「宇宙一美味しいわらび餅」と謳った芳光のわらび餅。

大袈裟でもなんでもなくて本当にこんなに美味しいわらび餅は他にはないと思う。きな粉とあんこのいたってシンプルでよくあるわらび餅と変わりはないのだが、食べてみたらもう他のわらび餅とは全然違うことがとてもよく分かる。他のわらび餅が偽物というわけではないが、これが本当のわらび餅だとなぜか信じ込んでしまうほど納得させられる味。みずみずしくてプルプルで、口の中に入れた瞬間にとろける。食べたときの感動は忘れられないくらいほんっとうに美味しすぎるわらび餅。このわらび餅の購入は名古屋あるお店のみでの販売で、賞味期限も翌日のため発送などは行っていない。また、品質を守るために7月~9月の夏季の時期は販売されない商品。 でもこのわらび餅を購入するためなら名古屋に行く価値は十二分にあると思う。

和菓子④生菓子:いったつみとらどうの椰子の白わらび餅

現代の日本料理を代表する名店「神楽坂石かわ」と「虎白」のコラボレーション甘味「椰子の白わらび餅」。

わらび粉とココナッツミルクを練り上げた生菓子でわらび餅の概念を覆される。このココナッツ×わらび餅の相容れない2つの融合がとてつもなく美味しくて一瞬で虜に。まず、箱を開けると溢れるほどのココナッツパウダーが綺麗に埋め着くされその中から白わらび餅が現れるが、すでにもう純白の世界がとても美しい。そしてあの石かわが手掛けるだけあって、本当にうっとりするほどの美味しさ。もちもちの食感は、日本料理の練りものの技法を用いているそう。なるほど。ココナッツのまろやかさと優しい甘さが口の中で上品に広がり、絶妙な柔らかさもたまらない。賞味期限は5日間と短めではあるがあっという間に一箱食べ終えてしまう。あまりの美味しさにすぐに追い購入してしまったほどで、お値段は結構お高めだけれど買って損はしないし、お手土産として差し上げても必ず喜んでいただけると思う。

和菓子⑤半生菓子:空也もなか

あの夏目漱石が愛した和菓子として有名な明治17年創業の老舗和菓子店「空也」の最中。

銀座の一店舗でしか買えない空也の最中は、銀座の手土産として言わずと知れた名品。「幻の最中」「1日に8000個売れる奇跡の最中」とも評され、どんなに有名店になっても一店舗主義を貫く真っすぐなスタイルも人気のひとつ。夏目漱石などの文豪に懇意にされ半世紀以上経った今でも多くの人に愛されている最中だが、食べてみるとその理由が分かる気がする。まず見た目からも美しさがわかるなめらかな皮が、しっとりしながらも口に張り付く感じはなく、挟んであるあんこ「つぶしあん」との相性がとても良い。シンプルで素朴な美味しさ。コケティッシュなひょうたん型や一口でも食べれるサイズ感も人気の理由であると思う。

和菓子⑥干菓子:薄氷本舗 五郎丸屋の雪うさぎ

1752年より今に受け継がれる富山を代表する銘菓「薄氷」。宮内庁御用達のお菓子にも選ばれているお菓子。

「薄氷」という名の通り田んぼの水面に薄っすらと張った、今にも割れそうな氷を干菓子に映したものだけあって、本当に薄くてすぐ割れてしまいそうな繊細さ。だからこそ、蓋を開けると箱いっぱいに綿が敷き詰められていて、綿にくるまれている薄氷のその様はなんだかとても愛らしい。食感も不思議で、こんなに薄いのにしっかり外側はパリッ、内側はサクサク。真煎餅と思えないくらいひとたび口に入れればまるで薄氷が溶けるかのようにスッと口の中で溶け、後に和三盆糖のほんのりとした甘さが広がる。見た目と味わい、両方から感じられる繊細さがやみつきに。儚い綺麗さとシンプルな美しさが際立つお菓子。

和菓子を引き立たせてくれている錆鉄台座

和菓子を置いている錆鉄台座はWELLBEING TOKYOのオリジナルの商品です。是非個性豊かな錆鉄台座と共に経年変化を楽しんで頂けたら嬉しいです。

大きさは4種類。セットなどもありますので詳しくはHPをご覧になってみてください。

  1. 長角260 W260mm×D140mm×H15mm 約935g
  2. 長角320 W320mm×D130mm×H15mm 約1070g
  3. 長角520 W520mm×D140mm×H15mm 約1830g
  4. 長角600 W600mm×D150mm×H30mm 約2360g

 

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