錆鉄は自然のアート〜錆鉄台座の魅力について〜

これまでのコラム内でも度々ご紹介してきたWELLBEING TOKYOの人気商品である錆鉄台座について、どのような想いで、どのような工程で作られているのか改めてご紹介いたします。

WELLBEING TOKYOと錆鉄台座の出会い

もともと「インドのアートや手持ちの小さな工芸品などのアートを飾る台を探していたところ、奈良の展示会で垣本さんの作る錆鉄台座に出会ったのがきっかけ」とWELLBEING TOKYO代表の谷家理香さんはおっしゃいます。

垣本さん(写真)は奈良県は信貴山の麓、田畑が残る三郷町の鉄工所の職人さんです。創業は明治40年、信貴山麓は三郷にて農耕機具を製造する村の鍛冶屋として始まりました。現在も長年培った技術を活かしながらモノづくりをされています。

錆鉄台座が生まれたきっかけ

錆鉄台座が生まれたきっかけは工場の裏で眠っていた錆びた鉄板を見つけ、自然の中で経年変化をした錆鉄の美しさに魅了されたことと垣本さんは語ります。「これを使って鉄工所の佇まいを表現するために何かの飾り台として使えないか」と思ったのだそう。

長年培ってきた工業製品を製造するノウハウを使用し、錆を抑制したり、より強固な仕上がりになる焼き付け塗装を施して製品化しました。展示会などで発表すると、見た人々からの要望や想像力が膨らみ次第に用途が広がっていき、柿渋やお茶を使って赤錆から黒錆にしたり、乾燥した季節には湿度のある場所で保管したりなど、さまざまな方法にトライしていくうちに「塗料では表現できない不思議な質感の鉄錆アートが生まれた」のだそう。

錆鉄台座ができるまで

ここで制作方法を簡単にご紹介いたします。

1、鉄の平板をベンダーで加工していきます

2&3、デザインに合わせて形成していきます

4、屋外で錆の生成を開始します

5、季節の温度、湿度を見ながら雨風にさらし錆を育てます

6、出したい色によって柿渋やお茶をかけたりと自然との共同作業です

7、3ヵ月から 4ヵ月かけてじっくりといい色になってから最終加工へ

8、WELLBEING TOKYOの錆鉄台座はオリジナルで作っていただいています。一枚一枚表情が異なる個性豊かな錆鉄台座の完成です。

錆鉄台座の魅力は自然のアート

鉄は地球の鉱物でもあり最終的には自然に還るもの、と知ってハッとしました。自然の力で変化する姿はまさに自然のアート。1枚1枚異なる個性を持っています。鉄ならではの力強さと温かみ、経年変化しているのにモダンである、という相反する特徴が自然にそこに存在するのです。代表の谷家さんも「アイアンは好きな素材でオリジナルのテーブルや椅子などもアイアンで制作していて、錆がつくことで新たなアイアンの魅力を感じた」とおっしゃる通り、錆鉄に大きな魅力があるのです。

錆鉄台座の使い方は自由

錆鉄台座の使い方は限定していません。使う人の自由です。玄関や食卓、お茶席、和にも洋にも馴染みます。決して大袈裟なものではないのに、その場を洗練された温かみのある上質なものにする力を持ち、どんな空間にもしっくりと馴染みます。それはきっと冷たく硬い鉄から自然と共に生み出される温かみと味わいのある錆の魅力と言えます。敬遠されがちな錆鉄ですが、この魅力たっぷりな錆鉄台座を通して「これから先も多くの方に経年変化による美しさを感じる豊かな心と、愛着が沸きモノを大切にしたいという精神を育ててもらえてもらえれば」と垣本さんは語っています。

WELLBEING TOKYOの錆鉄台座を購入するには

WELLBEING TOKYOの錆鉄台座はオリジナルで作っていただいています。加工する前のグレーの鉄の板とは異なった美しい世界が錆鉄台座には広がっています。是非個性豊かな錆鉄台座と共に経年変化を楽しんで頂けたら嬉しいです。

大きさは4種類。セットなどもありますので詳しくはHPをご覧になってください。

  1. 長角260 W260mm×D140mm×H15mm 約935g
  2. 長角320 W320mm×D130mm×H15mm 約1070g
  3. 長角520 W520mm×D140mm×H15mm 約1830g
  4. 長角600 W600mm×D150mm×H30mm 約2360g

魅力たっぷりの錆鉄台座を実際にご覧になりたい方は六本木のショールーム(完全予約制)でご覧いただけます。

お気軽にお問い合わせください。

【時間】11:00~17:00 完全予約制

【場所】東京都港区六本木

▼各日定員制

A.11:00~12:30

B.12:30~14:00

C.14:00~15:30

D.15:30~17:00

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