自宅でのお月見テーブルコーディネートは月餅で

 

中秋の名月とは十五夜(満月)を慕う風流なイベントです。旧暦8月15日の夜に月を愛でる中国古来の祭事が日本に伝わり、日本の秋の収穫を祝い月に祈る習わしが合わさったものです。一方、中国では一年の中でも春節の次に大事なイベントの一つで、中秋節と呼ばれています。家族で集まってお月見をしながら一家団欒の時を過ごし、満月を象った「月餅(げっぺい)」を食べて家族の幸福を祈ります。今年は9月29日。今回はヤンゴンで手に入る様々な月餅を使ったテーブルコーディネートをご紹介します。

自宅でお月見のテーブルコーディネートに欠かせないモチーフとは

テーブルクロスには月を連想するウサギのモチーフが描かれているものを使用しました。これは偶然見つけた布で可愛らしくてお月見にぴったりで気に入っています。月を連想する丸いものと黄色いものをバランスよく取り入れるようイメージしました。黄色いナプキンとアンティークのフォーク、湯呑みとして見立てた蕎麦猪口は取り皿に見立てた錆鉄台座(長角260)に載せています。蕎麦猪口の金色の水玉文様も月を連想するので使用しました。お花の両隣にある金色の丸い器もやはり月をイメージしてティーライトとして使用しました。明るい時間の写真ですが夕方から夜にかけて、月を愛でながら月餅とお茶を頂くテーブルコーディネートです。

自宅でお月見テーブルコーディネートのお花とは。珍しい花材も

今回のテーブルフラワーに使用した紫色のお花、ご存知でしょうか。
実はミャンマー独特のもので、ヤンゴンのフラワーマーケットではよく束で販売しています。色はこの他にももっと濃い紫色や白っぽい色もあります。ミャンマー語で「パタィンマナィン」という名前がついており、これは「The Weeping Goldsmith」つまり、「金細工師の涙」という意味だそうです。ミャンマーの地元の金細工師はこの花を見て涙を流すと言われていて、どんなに努力しても花の個々の部分の美しさと素朴さを金細工で表現することができないからなのだそう。それほど美しい花なのです。また驚くことに新種として国際的に登録されたのは2000年代に入ってからで、ますます月のように魅惑的な花です。

今回はなんともドラマティックな名前(そして姿)を持つパデイン・ニョと黄色い丸い月と秋のイメージの菊を使用しました。

 

自宅でお月見のテーブルコーディネートの楽しみは想像力を膨らませること

錆鉄台座(長角260)の上に載せている欠けたような鉄のお皿はまさに月のクレーターのような姿。全体のテーブルコーディネートでは高さを出して上に大きな月餅を載せているものです。日本の作家さんの作品で笠間のギャラリーで手に入れたものです。
フォークはイギリスのアンティークのもの。持ち手は白蝶貝です。少し古びたものの方が月のイメージに合うと思いコーディネートしました。

今年のお月見は自宅で気軽にテーブルコーディネートしませんか

月餅とは満月に見立てた丸く平たい形をした中国のお菓子で大きさも中身も様々です。今回はヤンゴンで見つけた4店の月餅を使用しました。

写真の左上からHong Kong Paradise(レストラン)、Lauk Whee Sein(中華街にあるお店/左下小サイズ含)、Melia Hotel Yangon(ホテル) Lotte Hotel Yangon(ホテル)です。とりわけヤンゴンの各ホテルは月餅に特に力を入れている印象があり、デザインやフレーバーそしてパッケージにもこだわっていました。

こちらの月餅は黒ごま餡に卵の黄身を入れて、暗闇に浮かぶ月を表現しています。この他にもブルーベリー味やチョコレート味、東南アジアではよく食されるパンダンリーフ味などバリエーション豊かで驚きました。

お月見にまつわる歴史とロマンチックな言われとは

日本ではお団子とすすきのイメージが強いお月見ですが、今年は月餅でのお月見はいかがでしょうか。ちなみに日本では十五夜(旧暦8月15日)の月を愛でた後は十三夜(旧暦9月13日)の名月を楽しむのが風流とされていたそうで、どちらかを見逃すのは「片見月(かたみづき)」といい野暮なこと。この2つのお月見は男女が一緒に見る約束することが恋のイベントだったとも言われているのだそう。「月が綺麗ですね」というフレーズが愛の告白とも言われているように、月を愛でるのは何処かロマンチックでミステリアスなこと。大切な人と今年はゆっくりお月見したいです。

お月見のテーブルコーディネートにも大活躍の錆鉄台座

さっと並べるだけでサマになる錆鉄台座は本当に使いやすく、洗練されたコーディネートに仕上げてくれます。

今回使用した錆鉄台座は以下の通りです。

錆鉄台座 長角5枚セット¥110,000(税込)

バラバラでも販売していますのでよければサイトをご覧くだされば幸いです。

●長角260 W260mm×D140mm×H15mm 約935g  (2枚)

取り皿として使用したもの

●長角320 W320mm×D130mm×H15mm 約1070g(1枚)

テーブル中央お花とティーライトの下に使用したもの

●長角520 W520mm×D140mm×H15mm 約1830g(1枚)

小さい月餅を横に並べたもの

●長角600 W600mm×D150mm×H30mm 約2360g(1枚)

大きい月餅を横に並べたもの

 

今回のテーブルコーディネートで使用した錆鉄台座はもちろん、その他のWELLBEING TOKYOの商品は六本木のショールーム(完全予約制)でご覧いただけます。

お気軽にお問い合わせください。

【時間】11:00~17:00 完全予約制

【場所】東京都港区六本木

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