テーブルは雰囲気作りが大切!五感で楽しめるカレーのスタイリングをご紹介

1月22日はカレーの日。1982年に社団法人全国学校栄養士協議会が子どもたちに好まれていたカレーを全国の学校給食メニューとして提供を呼びかけたことにちなんで、1月22日が「カレーの日」に制定されたのだそう。

そんな”みんな大好きカレー”ですが、意外とその盛り付け方やスタイリングに悩んでいるというお声をよく聞きます。今回はレトルトでも手作りでもどんなテイストのカレーにも応用していただけるスタイリングをご紹介します。

スタイリングしたカレーは"ミャンマーのカレー"

ミャンマーカレーをスタイリングした写真

大人も子供も大好きなカレーは日本の国民食の一つと言っても過言ではないですが、世界に目を向けてみれば、インドカレー、スリランカカレー、ネパールカレーなどなど、種類も味も様々です。こちらミャンマーにもカレーがあります。「おかず」の意味でもある「ヒン」と呼ばれ、この写真は「チャッペイヒン」「チャッター」が鶏肉、「ペイ」が豆でくっつけて省略して「チャッペイヒン」、「鶏肉と豆のカレー」です。錆鉄台座に食器をのせてスタイリングしました。

ローカルのカレー屋さんでテイクアウトしてスタイリング

ミャンマーカレー屋のディスプレイ

今回スタイリングに使用したカレーはミャンマーで人気のカレー屋さんでテイクアウトしてきたものです。ミャンマーではテイクアウトする人も多く見かけます。ショーケースに鶏肉、豚肉はもちろん、魚介、豆、卵、臓物系などのたくさんの種類のカレーが並び、大賑わいでした。みんな好きなものを各々選んでいきます。

ミャンマーのカレー屋さんで必ず一緒に食べるもの

ミャンマーカレー屋のディスプレイ

こちらは「トゥサヤー」と呼ばれる付け合わせのお漬物や薬味、お野菜で、この日はビュッフェ形式で好きなだけみなさん取って行っていました。付け合わせは全て無料です。彩りも豊かでミャンマーの工芸品の一つでもあるカゴのディスプレイも素敵で今後のスタイリングの参考になりそうです。

ミャンマーカレーの付け合わせをスタイリング

ミャンマーカレーの付け合わせをスタイリング

その付け合わせの「トゥサヤー」を錆鉄台座にスタイリングしたもので、黄色い食器はネパールで手に入れたものです。真ん中のソースは「ガピーイエ」と呼ばれるミャンマーの調味料です。「ガピ」が魚介の発酵調味料で「イエ」は水なのでガピを水で解いたものだと思われます。チリも入っているので辛いですが、好みの辛さに出来るように追加のチリペーストも入っていました。白い丸いお野菜は小さい茄子の一種。生のまま「ガピーイエ」につけてかじります。茶色いのは空芯菜と茄子のお漬物です。あとは薬味のハーブ類でやはりお好みで「ガピーイエ」につけて食べます。個人的には日本のカレーで言う福神漬けのような存在なのかもしれません。

カレーのスタイリングをする上で大切な食器たち

ミャンマーカレーをスタイリング

こちらは「ワナンヨーアールーヒン」です。「ワッター」が豚肉、「ナンヨー」がバラ肉、「アールー」がじゃがいもで合わせて省略して「ワナンヨーアールーヒン」「豚肉のスペアリブとじゃがいものカレー」です。
スタイリングに使用した食器はミャンマーで手に入れた琺瑯製のもので、縁にミャンマー語の文字が描かれています。現在はあまり見かけなくなってしまった琺瑯製の食器ですがどうやらある都市の名前とレストランの名前なのだそうで、どこかの街のレストランで使われていたのかもしれません。よりローカル感を演出する為に琺瑯製の食器でスタイリングしました。

カレーのスタイリングはあえて装花じゃないものを

ミャンマーカレーをスタイリング

右下の黄色い煮物のようなものは「ペヨンディ」つまり「カボチャ」の付け合わせです。そして左上の汁物は「ペーチャーソン」「豆と米麺のスープ」です。豆は様々な種類がありますがひよこ豆やレンズ豆であることが多いです。この煮物とスープもトゥサヤーと同じく自動的に付け合わせとしてついてきました。
ところで、今回スタイリングしたのはお花でなく、ハーブ類を使用しました。ちらりと見えているのはローカルのバジル、ミント、そしてコリアンダーです。

カレーのローカル感を演出する食器でスタイリング

ミャンマーカレーをスタイリング

忘れてはならないのは「タミン」つまり「ご飯」です。食器はミャンマーの蓋つきの土鍋に入れてスタイリングしました。ミャンマーのレストランなどではご飯はおかわり自由なところが多く、ご飯がいっぱい入った大きな鍋をスタッフの方がテーブルを回ってよそってくれます。個人的には日本のとんかつ屋さんのキャベツのような印象です。
ご飯とスープを入れてスタイリングしたのはミャンマーでよく見かける竹製の籠です。また、一緒にスタイリングしたのは「ズン」と呼ばれるスプーン(れんげ)です。ミャンマー人が麺類をこの「ズン」だけで食べているのを見かけてはじめは驚いたものです。

ミャンマーカレーと日本のカレーの大きな違い

ミャンマーカレー屋のディスプレイ

見た目で日本のカレーとは少し異なることがわかると思いますが、作り方も異なります。それは油で炒め煮にすることです。乳鉢(次の写真の右上のもの)で一緒に潰した生姜とニンニクと紫玉ねぎを油でじっくり長時間炒め煮にして、スパイスやお好みの具材を入れてぐつぐつとやはり炒め煮にします。よくミャンマーカレーは油が多い、を言われることがありますが、味を良くするため、保存のため、など様々な説があります。

今回のカレーのスタイリングに使用したアイテムとは

ミャンマーカレーのスタイリング

ミャンマーカレーのスタイリング、いかがでしたか。
日本でもミャンマーカレーを頂けるお店もあるので、今年のカレーの日(1月22日)はミャンマーカレーはいかがでしょうか。ご興味ありましたら是非試してみてくださいね。

今回のスタイリングで使用した錆鉄台座長角520です。

錆鉄台座は奈良で職人が1つ1つ鉄板を削りだし、鉄工場の裏庭で雨風にさらして生まれる独特な風合いが特徴です。錆び留めの加工を施しています。大きさごとに4種類あります。

WELLBEING TOKYOのオンラインストアから購入できますのでよければご覧ください。

ミャンマーカレーのスタイリング

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