晩夏の疲れに手作り甘酒

甘酒は夏にぴったりの日本の伝統的スーパーフード

今年は8月にはいりようやく夏が始まったとおもったらもう立秋、ただいきなりの猛暑で体調を崩しがちですね。コロナもありますし兎にも角にも、免疫をあげていきたいところ。最近スーパーやコンビニでも手軽に買えるようになった甘酒、実は簡単におうちの炊飯器で出来てしまうことはご存知ですか?日本人には古くからなじみのある発酵食品で、「飲む点滴」「飲む美容液」ともいわれるほど滋養強壮効果や美容効果もあるとされている甘酒。甘酒は食物繊維や善玉菌のエサとなるオリゴ糖が豊富で「腸内フローラ」(腸内環境)を整えてくれます。腸は「第2の心臓」ともいわれていますし、アーユルヴェーダでも腸がすべての健康。源とされていて、伝統的に食べなれているものを食べることを推奨しています。夏の暑さやコロナにも負けない免疫力アップを目指しましょう!

甘酒の期待できる効果

腸内環境が整ってくると免疫力のアップが期待できますが、そのほかにも便秘の解消・免疫力の向上・ダイエット・美肌・アンチエイジングなど、も期待できるそう。ただやはりこれは習慣にして続けることが大事です。腸内細菌の寿命はなんとたった1日!だから継続的に腸内細菌を整える発酵食品などをとり続ける必要があるんですね。免疫力アップも健康も継続がカギになりそうです。健康は一日にしてなりませんが、おいしく続けているうちに自然と免疫力がアップしたら嬉しいですね。

毎朝おちょこ1杯を飲むと夏バテにもいいよ、とローフードのお料理研究家のお友達に聞いてから家族全員毎朝おちょこ一杯の甘酒を飲むようにしています。手作りの甘酒は甘さも程よく、高熱処理もされていないのでビタミンB群や葉酸などの栄養価もさらに高くなっています。お米1合で結構たくさん作れて1週間から10日は冷蔵庫で保管もできるのでおやつや果物と一緒にミキサーにかけてドリンクにしたり、お料理にも使えるのでとっても便利です。甘酒は夏の季語でもありますが、まさにこの時期にぴったりの日本の伝統的栄養食品です。作り方はとっても簡単!

甘酒の作り方

材料:

●ご飯1合

●米麹 1袋 (200g)スーパーでいくつかのメーカーのものが売っています!

●水 900ml~1000ml

作り方の手順

1.すこし柔らかめにたいたご飯1合分に水900ml~1000mlの水を炊飯器に加える

2.米麹をほぐしながら1.にいれよく米と混ぜ合わせる。このとき手を使って混ぜることを勧められました。というのは人にはそれぞれの常在菌がいるのでそれをここで混ぜ込んでおくことが必要という説明をうけましたけれど、いまはコロナなどが怖いので判断は各自におまかせしますね。

3.炊飯器の蓋をするが、菜箸1本ぶんぐらい蓋を軽く上げて保温にすること7時間。

4.完成!

 

こんな感じで出来上がります。今回はすこしだけ玄米を白米に混ぜてみました。水の量が少ないと甘みがしっかりとしますし、水の量を多くしますとさらさらと飲みやすくなります。一応分量は目安で書きましたが意外とその時々で適当でも大丈夫です。夜に作って一晩そのまま保温しておけば朝には簡単甘酒ができあがっています。粗熱をとって冷蔵庫で保管してください。

 

いかがでしたか?米麹もいろいろでていますし、使用するお米やちょっとした配合で味も変わります。お気に入りの配分を見つけてくださいね。

(Rika Taniya)

甘酒をつかった白身のお刺身レシピ!簡単に料亭の味に!

おまけですが。。。

甘酒をつくったら是非お試しいただきたいのが白身魚の甘酒〆。鯛の昆布締めは昆布に鯛のお刺身をサンドして3~4時間おくと、お刺身の水分が昆布に移り、昆布のうまみ(グルタミン酸)がお刺身にもうつりお刺身がすこしねっとりして美味しくなりますが甘酒でも同様なことができます!しかも昆布〆よりだいぶお安く、簡単です。買ってきた白身魚のお刺身を甘酒がすこしかぶるよう漬け込み冷蔵庫で3時間くらい寝かせるだけ。これが昆布〆と同様になにか表面がすこしねっとりしたような独特の美味しさにかわり、まるで料亭の味です。お客様にだしても大好評です。これも甘酒を大量に作っておけば気兼ねなくできる簡単でとっても美味しいレシピでおススメです。

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