紙(神)と器でつくるお正月のテーブルコーディネート術

お正月といえばすっきりと晴れた綺麗な空を思い出します。家族みんなで新年の挨拶をしておせちをいただくのが清々しく好きな時間です。そんなお正月の凜とした雰囲気を表現したくて、今回はシンプルでシックな凜とした雰囲気のお正月のテーブルを作りました。

お正月のテーブルコーディネートは紙(神)でおめでたさを演出!

お正月は神様と人々が共に新しい年を迎える特別な時期です。家に「歳神様」を迎え、神聖な儀式が行われます。その象徴とも言えるのが「両口箸」を使うことです。これは片方は神様がお食事をされることを想定していて、神様と共にお食事をするお正月には欠かせないアイテムです。
お箸袋は和紙で製作しました。紙(神)はお正月のテーブルでは重要なアイテムの一つです。

紙のアイテムで関連してお正月に欠かせないのはお屠蘇飾りです。お屠蘇は無病息災や長寿を祈る意味が込められて、お正月に飲まれるものです。お正月の初めにお屠蘇をいただくことで、歳神様からの祝福を受けると信じられており、家族全員で飲むことで、家族の絆を深める儀式としても意味を持っています。
このお屠蘇飾りも手作りで製作しました。お屠蘇を載せているのは錆鉄台座(長角260)を2枚つけて正方形にして、高さを出しています。

漆器をつかったテーブルコーディネートで一気にお正月ムード

お正月にはお雑煮も欠かす事はできません。蓋付きのお雑煮椀はミャンマーのバガン漆器のものです。鉄筆で一つ一つ手書きされた文様は、どれもフリーハンドで描かれた独特なデザインです。制作現場を訪ねた時は木地の削り方から漆の塗り方、文様の描き方まで説明してくださり手間と時間をかけて制作されているのを間近で感じることができました。

ハレの日の器でお正月のテーブルを雅にコーディネート

中央には錆鉄台座(長角520)錆鉄台座(長角320)を重ね、鶴のモチーフの器をコーディネート。鶴は古来から飛躍や成長を象徴するおめでたいものとして考えられてきました。鶴が1000年、亀が10000年生きるという言い伝えがあり、このことから鶴は「長寿の使者」としても敬われています。お正月に鶴のモチーフを使うことで、長寿とその年の飛躍、成長の願いを込めています。

お正月のテーブルコーディネート、いかがでしたか。

日本人にとってお正月は1年の中でも特別な日です。地方によっても習わしや風習が異なりますが、神聖な儀式や祈りが込められた時間であることを思い出させてくれます。新しい年を迎えるこの特別な時期、神様とのつながりを感じながら、家族とともに心豊かな時間をお過ごしください。

今回使用した錆鉄台座は六本木のギャラリー(完全予約制)でご覧いただけます。どうそお気軽にお問い合わせください。

【時間】11:00~17:00 完全予約制

【場所】東京都港区六本木

▼各日定員制

A.11:00~12:30

B.12:30~14:00

C.14:00~15:30

D.15:30~17:00

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ライター:Mayo Ishii
テーブルコーディネート中級取得。アフリカ、ヨーロッパ、東南アジアでの滞在経験を活かし、世界中の手工芸品や文化をテーブルコーディネートに取り入れることが好きです。現在、インド・チェンナイ在住。

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