仏アーティストのAuroreさんとインドアンティーク

オロール・ドゥ・ラ・モリヌリAurore de La Morinerie来日

フランスのラグジュアリーブランドで最も愛されているアーティストの一人、オロールさん。先日Akio Nagasawa gallery銀座でオロールさんの展覧会があり、オープニングの前日にオロールさんを囲んでのディナーを長澤さんが企画してくれました。ギャラリーの会場にはすでにオロールさんの作品が展示されている中でのとっても贅沢なひと時。そして今回はオーナーの長澤さん以外は全員女性💓

現代アートのコレクターは男性が多いのか、こういったディナーは男性主体の場合が多いですが、オロールさんがエルメスやシャネル、カルティエなどのファッション業界でとても愛されているアーティストであり、特にガリエラ美術館に収蔵される仏ファッションブランドのALAIA(アライア)のドレスシリーズの作品が今回の展示作品に含まれていることもあって、オロールを囲んでの華やかなディナーとなりました。

何を隠そう私もALAIAのドレスシリーズの作品に一目惚れしてしまい1枚購入しました。そしてそれをうちのインドのアンティークと合わせたらもうそれは得も言われぬほどぴったり!こういった全く違うアートと合わせて自分らしい空間ができあがるのが一番楽しいのです。これはまた後程詳しくご説明しますね。

    

 

 

 

ルイヴィトンの「トラベルブック地中海」からのアート作品

ルイヴィトンが過去20年にわたってアーティストと共に街の風景を紹介するトラベルブックからオロールさんの「地中海」が出版されました。オロールさんの今回の展示はそのイメージをさらに深化させた海や海の動植物をモチーフにした自然愛溢れる作品群です。日本も大好きというオロールさん。いつもはストイックで真っ白なギャラリーの壁も今回の展示に合わせて地中海を思わせるブルーに塗られていて長澤さんの意気込みも伝わってきます。

 

オロールさんはパリを拠点に活動するアーティストで主に伝統的なエッチングプレス機を使用しながら水彩やインク、水墨を加えたモノタイプ作品を発表されているそうですが、今回の作品もギャラリー入った正面の墨をつかった物(トップ写真の作品)は、岩や砂の風景がなにか日本の書道のような雰囲気もあって軽やかさとストイックさがミックスされてとても素敵でした。

お食事もまるでアートピースのように華やか

 

アーティスト本人とアーティストの作品に囲まれながら、ギャラリーで一夜限りのスペシャルディナー。粋な計らいですよね。

実は以前にも呼んでいただいたことがあったのですが、その時は男性ゲストがほとんど。作品にもよるのでしょうが、実際に作品を購入していたのもその時は男性ゲストたちだけでした。今回は年齢層もバラバラな素敵な女性ゲストたちでしたが、皆さんいろいろお話しながらいくつかの作品をピックアップされていて、それもなんだかやっぱり嬉しいな、と思いました。お食事もエネコ東京さんのケータリング。エネコさんの代表的なピクニック風な演出もあり和やかな歓談に。

1人1人のスナップをささっとアートに撮影

長澤さんは「僕、オロールさんとはパリで昔に紹介されてからの長年の友人で、オロールさんの作品が大好きなんですよ」といいながら昔パリでオロールさんが撮影してくれたという長澤さんのモノクロの写真を見せてくれました。

おお~なんかものすごくかっこいい!オロールさんはもともとはイラストレーターとして活動されていたそうですが、その後アートの幅をどんどん広げ、写真もささっと撮ってしまうそうです。そう、そしてその場に参加していた女性陣をいつのまにかスマホで撮影してくれていて、それがまた雰囲気があって皆様素敵なんです。

そして、この海がモチーフ以外のドレスのシリーズの展示がもう1つの部屋のほう飾られていて、私はそちらのシリーズに引き付けられてしまいました。ALAIAのドレスやファッションのエッチングにそれぞれ彩色が施された1点ものです。ALAIAの日本のショップでも1メートを超えるドレスの作品を3つ購入され本店に飾られているそうです。

私もこちらの写真集トップにあるショート丈のドレスがとても気にいり購入しました。Auroreさんのアートのセンスはもちろん、そのお人柄にも惹かれて・・・

ALAIAのドレスとインドアンティークって?

そんな素敵なオロールさんの作品がうちにやってきました!! エッチングに彩色しているので1枚1枚が唯一無二のアートピースです。そして思った通り、この少し黄身がかった紙とモダンなドレスジャケットの雰囲気がウェルビーイングTOKYOのインドアンティークのバーンダンボックスの色見やシルエットと抜群にマッチしました。すこし浮かせた額装に長澤さんのセンスもひかる作品。インドのアンティークも単品でみるよりモダンな作品と組み合わせると、その素朴ななかにも恒久的な優れたアートセンスが際立ち、お互いが引き立つ気がします。

オロールさんにも写真を長澤さんが送ったところ、とても喜んでくださったとのこと。アーティストの人柄に触れ、気に入ったアート作品をすこしづつ集めて、今もっているものといろいろ組み合わせて自分らしい空間にしていくのは、なんとも言えない満足感と喜びがあります。1粒で何度も美味しいアート体験でした。

インドのバーンダンボックスはこちら

ガラスのコーンソールテーブルはこちら

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